吉田桂二の木造建築学校の講義に出席しました
2011年11月19日(土)に吉田桂二の木造建築学校匠組の講義に出席致しました。
学校では年に6回の講義と4つの課題があり、全国から集まる建築のプロの方々と共に木造建築の設計手法や町づくりについて吉田桂二先生より直接指導を受けることができます。匠組は技組を卒業した人のみが受講できる定員25人のクラスです。一年単位の学校ですが、半数近くの方が継続して何年も通い続けているようです。
今回は4回目の講義で、2回目の課題の講評がございました。また、高齢者の住まいについてのお話、自分で問題設定をしたプランニングトレーニングの重要性についてのお話とその例示、そして実例紹介などをして頂きました。
2回目の課題は増築がテーマです。前回の講義で実際に見学した建物を課題用に敷地と方位を変更して課題が出題されました。三世代住宅で、住まい方は生徒がそれぞれ設定しました。( 前回の講義風景はBS朝日のテレビ番組で放送されました。)
増築のプランニングで難しかったことは、増築前の建物の完成度が非常に高いため、手を加えづらかったことです。また、増築前は12帖の吹き抜け空間のある音楽室があり、その対極の位置に吹き抜け空間のあるリビングがありました。増築計画では音楽室は要らないということで、どちらかの空間をメインのリビング空間として扱うと、片方が余った感じになってしまうので悩みました。結果的には課題用に拡がった土地の空いた空間を有効に使うことを優先させて、プランをまとめました。まとめたプランの一部がブログにアップしたものです。
生徒のプレゼンで大きな刺激を受け、吉田先生の講評でプランをより良くするための方法を学びます。住まいの質を上げるために気をつけなくてはならない箇所、確認しなくてはいけないことを受講するごとに学んでいます。受講後の飲み会で得る事も多く、まさに大人の学校と言えます。
課題ではフリーハンドの図面が要求されますので、これを機にフリーハンド図面を魅力的に描く方法を研究したいです。便利なパソコンソフトもありますが、手書きで脳味噌を刺激したいと思います。さっそく、いろいろな筆記具を購入しましたので、研究開始です。