『古い建物を活かして再生する ~醤油醸造蔵からオフィスへ~ 』
6月27日(土)に館林市にて、群馬建築士会女性委員会が主催した第1回環境講座 『古い建物を活かして再生する ~醤油醸造蔵からオフィスへ~ 』 が開催されました。
会場は正田醤油株式会社本社屋。明治・大正に建てられた醤油醸造蔵をオフィスへ再生させたものです。
施設見学を兼ねた本講座には、建築士会会員だけでなく一般の方も参加でき、地元の高校生や山形県から来られた方もいらっしゃいました。
講師は再生事業を手がけた一級建築士事務所マヌファット代表の正田亨さん。講演では、事業に至るまでの経緯から、事業の中で苦労されたことや今後の施設の展望を建築の専門家でない人にもわかるようにお話をされていました。
講演後、参加者は自由に施設内を見学し、建設当初の木組みを活かした木造架構や左官職人の高い技術を間近で見ることができました。妥協のない最新鋭の技術を集約した設備は空間の調和を保つため目立たないようにしてあります。そのため注意して見ないと気付きませんでした。
真っ直ぐに高く伸びた柱は参加者を崇高な気分にさせ、くねくねと曲がった細い木材を組んだ小屋組みはリズムを感じさせてくれたのかもしれません。
本講座では、身の回りにあるものを活かすことの大切さと、その美しさを知る良い機会になりました。
文: 藤岡支部 島﨑重德
会場は正田醤油株式会社本社屋。明治・大正に建てられた醤油醸造蔵をオフィスへ再生させたものです。
施設見学を兼ねた本講座には、建築士会会員だけでなく一般の方も参加でき、地元の高校生や山形県から来られた方もいらっしゃいました。
講師は再生事業を手がけた一級建築士事務所マヌファット代表の正田亨さん。講演では、事業に至るまでの経緯から、事業の中で苦労されたことや今後の施設の展望を建築の専門家でない人にもわかるようにお話をされていました。
講演後、参加者は自由に施設内を見学し、建設当初の木組みを活かした木造架構や左官職人の高い技術を間近で見ることができました。妥協のない最新鋭の技術を集約した設備は空間の調和を保つため目立たないようにしてあります。そのため注意して見ないと気付きませんでした。
真っ直ぐに高く伸びた柱は参加者を崇高な気分にさせ、くねくねと曲がった細い木材を組んだ小屋組みはリズムを感じさせてくれたのかもしれません。
本講座では、身の回りにあるものを活かすことの大切さと、その美しさを知る良い機会になりました。
文: 藤岡支部 島﨑重德