青年建築士のつぶやき 群馬建築士会

一般社団法人 群馬建築士会青年委員会がお送りする、笑いと涙の建築お役立ちサイト

ミニ勉強会「天空率について」を行いました。

高崎支部の矢島です。
 高崎青年部では、10月8日水曜日の夜に「天空率」についてのミニ勉強会を行いました。
 「天空率」は、平成15年1月に施行された改正建築基準法内において追加された制度で、高さ制限(道路斜線、隣地斜線、北側斜線)の緩和が可能な制度です。
 既に「天空率」を使用して設計を行っている方は多くいる事と思いますが、まだ使用した事の無い方や使用し始めたばかりで細かい規定が解らない方も多くいます。私自身も使い始めたのは、昨年の10月頃で、まだ1年程です。今回の勉強会をきに、理解する事が出来ました。
 今回の勉強会では、「天空率」の基本的な規定や申請図面について、各行政庁での取り扱いの違いなどについて勉強を行いました。
 この「天空率」は、建築基準方の条文だけを読むと、訳の解らない事が書かれていて、理解不能ですよね、でも現在は多くの解説本が出版され、インターネットでも多くの資料が手に入りますし、ほとんどのCADで天空図の作成が可能です。
 使い始めると便利な規定で、従来の高さ制限よりも高い建物が計画できる訳ですから、マンション計画などでは必ず使用する規定となりました。他にも、住宅などの設計で、敷地の狭い3階建てや道路幅員が4m程しかない場合の道路斜線、1種・2種低層住居専用地域の北側斜線などで活用すると便利です。
 「天空率」について詳しく知りたい方は、
     まちづくりNPO「天空の会」 http://www.tenkuu.jp/index.php 
など参考にしてみてください。