青年建築士のつぶやき 群馬建築士会

一般社団法人 群馬建築士会青年委員会がお送りする、笑いと涙の建築お役立ちサイト

高崎青年部ミニ勉強会「住宅版エコポイント勉強会」

イメージ 1

 高崎支部の佐伯です。

 高崎支部青年部では、3月5日(金)の夜に「住宅版エコポイント」について、講師に同じ青年部員の矢島さんを迎えてミニ勉強会を行いました。
 参加者は高崎支部の青年部員が7名、それ以外の方が5名の計12名で行いました。

 「エコポイント制度」は、国の緊急経済対策の一環として昨年12月に議決された制度で、平成23年6月までに完成する住宅等が対象となります。(リフォームは平成23年3月までです。)
 既に、この制度の利用を考えているお施主さんを抱えている方も多くいる事と思いますが、3月8日かの申請開始ということもあり、申請方法や申請基準などがわからない建築士さんも多くいるのではないかと思います。私自身も、仕事上で住宅を扱うことが無いので、「なんとなくこういう制度があるんだ」という程度で、今回の勉強会に参加させていただいて、理解する事が出来ました。
 今回の勉強会では、エコポイントの対象となる建物の基本的な基準や申請書類の書き方、添付資料について勉強を行いました。
 教えてもらうと、この制度は建築主にとって本当に有利な制度なのか、性能評価基準や建築主基準など、エコポイントをもらうためにそれ以上の出費が必要なのではないかと疑問に思うところも多い制度のように感じました。
 しかし、考え方を変えてもともと高耐久住宅などを建てることを前提にと思えば、建築主さんにとっても有利に感じる制度なのかなと思います。もしかしたらこの制度を考えた方も、100年住宅、200年住宅をこれからは建てなくてはいけない、資源を無駄にしてはいけない、そんなことが頭にあったのではないでしょうか?