青年建築士のつぶやき 群馬建築士会

一般社団法人 群馬建築士会青年委員会がお送りする、笑いと涙の建築お役立ちサイト

地域産業の担い手育成プロジェクトpart2

先日、委員長からの投稿で紹介された『地域産業の担い手育成プロジェクト』による高崎工業高校の授業も15日で4回目となりました。
 
今年度の建築展の課題は「地域の文化を伝える展示施設」です。
12年生の時は住宅を中心に取り組んできたということで、付け焼刃で作成した資料を配り、一通り展示施設の概要を説明しました。
 
展示施設に付随する所要室、その面積配分に始まり、建物内での動線計画・ゾーニング、また敷地内におけるアプローチ計画等、私自身も勉強になることばかりです。
 
今回からエスキスの作業に入った訳ですが、さすがは建築科の学生ですね。
前回までの私のつまらない座学中心の授業の時とは目の色が違います。
ビックリするような豊かな発想力には毎回驚かされるばかりです。
一人一人が方眼紙に向かって、あれこれ侃々諤々しながら作業する姿を見ていると、基準法の厳格化で若者達の建築離れが懸念される昨今、ある意味学生の時こそ「建築」というものを一番楽しめる時期なのかな、なんて考えてしまいました。
 
3年生ということで様々な行事と重なり、日程的にかなり厳しいですが、年末の建築展に向けて素晴らしい作品に仕上がることを期待しています。
 
乞う ご期待!
                      館林支部 吉田慎一