青年建築士のつぶやき 群馬建築士会

一般社団法人 群馬建築士会青年委員会がお送りする、笑いと涙の建築お役立ちサイト

完了検査でした

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今日は児童館 学童保育棟の完了検査でした。

群馬県一福祉の充実した町として知られる大泉町では、共働き家庭の小学3年生までを対象とし、放課後に無料で児童館を開放しております。
無料の為か利用する児童が増えてしまい、町内の各児童館では学童棟の建設が急ピッチで進められています。

収容人数は50名程度で、プレイルーム、学習室、職員室、湯沸し室、そして体調の悪い児童が休息する為の静養室を完備した、学童棟としては少し贅沢な施設です。

写真の化粧梁、梁間は四間(7.28m)です。梁せい500㎜、強度等級E120-F330のベイマツ集成材を使用してます。
平屋ということと、屋根材がガルバリウム鋼板葺きと比較的軽い素材である為、構造計算上は充分な断面算定になっています。

当然プレカットでは無理なので大工さんの手加工になります。

天井に設置した天吊型のエアコンは、もちろん三洋電機製です。(大泉町の公共事業では全て三洋電機製品を使用します)


共働きの家庭が増えていく一方で、経済的な理由や定員に空きが無いといった理由で、仕方なく鍵を片手に帰宅する低学年児童も多いと聞いております。

現場に行くたびに完成を待ちわびる子供達の笑顔に支えられ、5ヶ月間楽しく監理業務に従事することが出来ました。
機会があれば、またやってみたい仕事ですね。

あっという間に傷だらけになると思いますが・・・。

                      館林支部 吉田慎一