青年建築士のつぶやき 群馬建築士会

一般社団法人 群馬建築士会青年委員会がお送りする、笑いと涙の建築お役立ちサイト

地震を通して思うこと

本日早朝午前5時7分ごろ、東海地方を中心に大きな地震がありました。
静岡県伊豆市焼津市などでは震度6弱と聞いております。

私達の住む群馬県は、さほどの揺れは感じなかったものの、目を覚まされた方も多かったと思います。(うちの2人のチビはイビキをかいて寝てましたが・・・)

私は地震がある度に、過去に自分が設計に携わった物件のことを思い出します。
もちろん倒壊することは無いにしろ、そこに住まうお客様が恐怖を感じていないだろうか・・・ということです。

私達建築士は『人命』と『人の財産』を守る誇りある仕事です。
それは医師、弁護士と並んで三大国家資格と言われる所以であります。

忘れもしない、世間を震撼させた耐震強度偽装事件により、私達建築士は大切なものを失いました。たった一人の心無い建築士の犯した罪とはいえ、その代償は大きく世間の風当たりの強さを感じております。

しかし、少なくとも建築士会に所属する建築士達は『信頼』の二文字を取り戻す為に、日々切磋琢磨し技術の研鑽に余念が無いことを理解していただきたいと考えます。

被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

                      館林支部 吉田慎一