青年建築士のつぶやき 群馬建築士会

一般社団法人 群馬建築士会青年委員会がお送りする、笑いと涙の建築お役立ちサイト

厚生労働省ガイドラインに沿った換気量による利用者上限の算定

沼田支部 田村貴大です。

 

先日、高崎市にある高富建設株式会社、小井戸専務が当アトリエに来社した。

来社理由は、以下の通り。

 

■新型コロナウィルス対策として店舗などの換気量を計算して「換気の悪い密閉空間」とならない利用人数の上限を算出するサービスを先着30件まで、無償で算出を行っている。(※現在、無償期間は終わり有償での募集をしている。)対象は群馬県内の延べ床面積3000㎡未満の事業者でコロナ対策の支援につなげたいとのことだった。

厚生労働省が示した『「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法』に沿って、

現地での調査や図面などから換気性能を部屋ごとに数値化し、「換気の悪い密閉空間」とならない利用人数の上限を算定するほか、希望に応じて改善のためのアドバイスなども行っているとの。

現在、申し込みは高富建設のホームページや電話などで受付を行っているが、一社で独占することは考えてなく、群馬建築士会や県内の建築士事務所でも情報を共有し建築士として、地域の困っているお店などの役にたてればとのことだった。個人情報は教えられないが、今まで行ってきた算定書や書式などの提供もしていただけるようだ。

 

■小井戸専務の話を伺った私の個人的な感想としては、群馬建築士会青年委員会の地域貢献活動の一環として行うのであれば無償。この場合、調査対象の延べ面積上限を300㎡程度にすることで活動の負担は減ると思う。調査や計算は建築士であれば対応できると思うが、問題となるのは受付方法だと思っている。受付窓口が設置できる目途がつけば青年委員会の事業として提案できる。また、建築士事務所に所属している建築士であれば有償で個々に募集を募り業として行えるので厚生労働省ガイドラインに沿った算定を行って貰えればと思う。

 

■今回、相談を受けた内容は、7月9日(木)18:30~・NHKほっとぐんま630で放映される予定。

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